IABが2026年8月、AI検索環境におけるブランドおよびパブリッシャーの可視性を測定するためのフレームワーク「Measuring Visibility in the AI Era」を公開しました。「ChatGPT」の週間アクティブユーザーが9億人超、「Google AI Overviews」の月間ユーザーが25億人超に達し、検索の約半数にAI生成回答が表示される現状を受け、共通の測定基盤が存在しない「計測の空白」を埋めることを目的としています(IAB)。
背景にあるのは、パブリッシャーの検索流入の急減です。Chartbeatのデータによれば、過去2年間で小規模パブリッシャーの検索リファラルトラフィックは60%減、中規模で47%減、大規模でも22%減となりました。AIチャットボット経由のトラフィックは2024年12月から2025年12月にかけて200%以上の成長を見せたものの、総ページビューに占める割合は依然として1%未満にとどまっています。
マッキンゼーは、この変化に未対応のブランドが従来の検索チャネルから20%から50%のトラフィック減少に直面する可能性があると予測しています。一方で、AIの可視性を体系的に追跡しているブランドはわずか16%です。20社以上がAI可視性計測ツールを販売していますが、メンションやサイテーションの定義すら統一されておらず、同じブランドに対し異なるツールが異なる数値を返す状態が続いています。



