「いつからか、ビッグデータの有用性を説くべく「データこそ新しい石油」という言葉が使われはじめた。しかし、そこにはデータの権利者が顧みられていない。(中略)そして、そのデータを用いて稼ぐだけ稼ぎ、上前はタックスヘイブンに移転して租税回避を行ない、プラッ…
本書のタイトルである「LEAP(リープ)」とは、「跳ぶ、跳ねる」という意味です。 「先行企業はそれまでとは異なる知識分野に跳躍して、製品の製造やサービスの提供に関して、新たな知識を活用するか、創造しなければならない。そうした努力が行われなければ、後発企業…
「コンピューターゲームをスポーツとして捉える」というのがeスポーツの定義。2018年にインドネシアで開催されたアジア競技大会ではデモ競技として行われ、国内でも10月の茨城国体で「文化プログラム」として都道府県対抗の大会が開催されるなど、単なる「テレビゲーム…
1980年代から90年代にかけて、日本経済新聞をはじめとするメディア各社の戦略大転換をスリリングに描いたノンフィクション『勝負の分かれ目』が業界内外で話題を読んだ下山進氏の最新作。本書は、Yahoo! JAPAN、日本経済新聞そして読売新聞の3社を中心として、国内ニュ…
「異質なモノをかけ合わせ、新たなビジネスを生み出す 編集思考」は、NewsPicks初代編集長で、現在は映像部門のNewsPicks StudiosのCEOである佐々木紀彦氏の手による著書。MIの読者には、佐々木氏の経歴を改めて紹介するまでもないでしょう。 目次 セレクト·コネクト·…
450ページに及ぶ大著。著者は、ウォルト・ディズニー社のイノベーション部門トップなど歴任したオリバー・ラケット(Oliver Luckett)と、MIT(マサチューセッツ工科大学)メディアラボの新デジタル通貨イニシアティブのシニア・アドバイザーを務めるマイケル・ケーシー…