中国の調査会社、R3が「China Media Inflation Trend Report」を発表。中国におけるメディアのトレンドと、2020年の予測を発表しました。

調査は、700以上のメディアのレート・カードと20以上の広告代理店など買付ポリシーを参照して実施されています。

中国のネット人口は全人口の6割

中国におけるネット人口は年々上昇し、人口の61.2%を占めました。中でもモバイルのユーザーが大半です。ネット人口の大半がモバイルから使用しており、2019年では99%がモバイルからのユーザーです。中国におけるインターネットユーザーは飽和状態になっています。

メディアへの投資状況

2019年上半期全体のメディア投資成長率は、2.8%でした。4大メディア(テレビ、新聞、雑誌、ラジオ)は下落傾向にあり、特に新聞が顕著です。

4つのコングロマリットが8割を占める

デジタルメディアにおける広告収入の8割以上が、4つの大きなデジタルコングロマリットによって独占されています。なかでもByteDanceの成長が顕著で2018年は213%の成長を遂げ、2018年はデジタルメディア全体の12%を占めるようになりました。さらに2019年は23%のシェアになると予測されています。

2020年 メディアインフレ予測

2020 Digital – PC Inflation Forecast

PCでは自動車が最も高い拡張率となり、次いでトラベルとなりました。PGC(Professional Gathering Contents)はユーザーがモバイルに注目するようになったため、拡張率が鈍化しています。

モバイルでも自動車分野が顕著に成長、Douyin(中国版TikTok)とXiguaによってUGCビデオコンテンツの分野でも成長が見られます。

Bytedance、DouyinとToutiaoの急成長

ByteDanceの2019上半期の収益は、2018年上半期と比較して113%の成長を見せています。 Douyin(中国版のTikTok) や、Toutiao(日本ではTopBuzzとして展開、ニュースアプリ)DAU(daily active user)で見ても、強い立場をキープしておりマーケターにとって外すことのできない媒体となっています。

OOHは高い成長率を誇る

OOH( Out-of-home 、交通広告や街頭、オフィスのサイネージなど)も大きな成長を見せており、特に「Lift Poster」「Office LCD」「 transportation OOH 」の分野では高いインフレ率を見せています。一方で「Billboard」や「Airport」などの単一メディアは、低いインフレ率となっています。そのなかでも「Mega LED」は動画形式という性質上高い成長率を保っています。