エイ出版社、出版事業の一部などを投資事業のドリームインキュベータが取得

ドリームインキュベータは株式会社枻出版社(エイ出版社)の出版事業の一部と、同社子会社のピークス株式会社の全事業を、新設した子会社で取得したと発表しました。新設子会社はピークスの社名を使用するとのこと。買収金額や対象事業の過去の業績は非開示。

具体的に出版事業のうちどの事業を取得するのかは具体的には開示されていませんが、

当社の新設子会社による本事業譲受によって、アウトドア・スポーツ・料理等のメディア IP(知的財産)を活用し、ファンや読者層に向けて、After/With コロナ時代を見据えた新しいライフスタイル・働き方改革・地方創生等に繋がるデジタルコンテンツ体験を提供します。また、企業向けにファンとブランドを結びつけるマーケティングやサービス開発支援を行うことで、更なる DX と事業の多角化に挑戦してまいります。

と説明されています。取得対象は以下のように開示されています。また、債権・債務は引き継がないとのこと。

  • 趣味に関するメディアIP事業(雑誌/デジタルメディア)
  • デジタルマーケティング/デジタルサービスの企画・開発・制作・運用
  • 映像/Webコンテンツの企画制作
  • 出版物のデザイン

新設された新ピークスは、ドリームインキュベータ執行役員インキュベーション担当の半田勝彦氏(博報堂/博報堂DYメディアパートナーズ、博報堂DYアウトドア取締役などを経てドリームインキュベータ。現在は投資先のボードウォーク取締役も兼任)が代表取締役を務めるとのこと。

またドリームインキュベータでは将来的には雑誌やデジタルメディアだけでなく、テレビ等も含めたメディア・コンテンツ領域にDXを拡大していきたいとしています。

エイ出版社は1973年創業の老舗出版社。モーターサイクル、アウトドア、スポーツ、ファッション、ビューティなど幅広い趣味分野の雑誌や書籍を発行しています。子会社のピークスではクリエイティブ制作を行っていました。

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【12月6日更新】メディアのサブスクリプションを学ぶための記事まとめ

デジタルメディアの生き残りを賭けた戦略の中で世界的に注目を集めているサブスクリプション。月額の有料購読をしてもらい、会員IDを軸に読者との長期的な関係を構築。ウェブのコンテンツだけでなく、ポッドキャストやニュースレター、オンライン/オフラインのイベント事業などメディアの立体的なビジネスモデルをサブスクリプションを中核に組み立てていく流れもあります。

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