AI活用のSaaSでデジタルマーケティングをサポートするWACULがマザーズ上場承認、想定時価総額62億円

AIによる企業のデジタルマーケティングの分析、改善サービスを提供する株式会社WACULは、2月19日に東京証券取引所マザーズ市場へ新規上場することが承認されました(一の部)。

同社は、2010年9月に設立。アクセス解析・改善提案サービス「AIアナリスト」を開発し、2018年には株式会社リコーと協業契約しました。また、2019年には社内研究所として、「WACUL Technology&Marketing Lab」を設立しています。

事業は、顧客企業のDXをサポートする「DX事業」の単一セグメントで、(1)プロダクト事業と(2)インキュベーション事業に分かれます。(1)プロダクト事業では、顧客企業の自社Webサイトのアクセス解析データ等からデジタルマーケティングのPDCAをサポートするSaaS「AIアナリスト」をはじめ、SEOコンテンツの製作などをサポートする「AIアナリストSEO」、Web広告運用を代行する「AIアナリストAD」などのソリューションを「AIアナリスト・シリーズ」として展開。

(2)インキュベーション事業では、最先端のデータ分析に基づいたデジタルマーケティングを推進する企業に対するコンサルティングサービスを提供しており、さらにアカデミアおよびビジネスの先端をいく人材を顧問とする「WACUL テクノロジー&マーケティングラボ」を社内研究所として立ち上げました。

同社は提供プロダクトで蓄積したデータをコンサルティングサービスに活かし、プロダクト事業の製品強化を行なうといった両事業の連携を推し進めています。顧客の課題を捕捉し新しいソリューションを投入、拡張することによってクロスセルを強化し、長期的な企業価値向上を目指すことを成長戦略の基盤としています。

2021年2月期第3四半期(2020年3月1日~2020年11月30日)の売上高は4億9783万円、営業利益が4383万円、経常利益が4289万円、純利益が3702万円となっています。新型コロナウィルスの影響で多くの企業がDXを進める中、クロスセルへの取り組み強化と、プロダクトの機能向上と顧客のニーズに合わせたプラン提供による解約率の低減によってLTV(顧客生涯価値)を増加させることができたとしています。

直前期までの業績推移

大株主は、ジャフコSV4共有投資事業有限責任組合が34.34%を保有しているほか、代表取締役社長の大渕氏が20.33%、取締役の垣内氏が13.89%、株式会社リコーが4.34%となっています。想定発行価格は900円で、そこから算出される上場時時価総額は62億円です。

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