米国の大手新聞社、Lee Enterprisesが、デジタルトランスフォーメーションに関する最新情報に加え、2020年3月のバークシャー・ハサウェイ社との取引完了以降作成した3本柱の成長戦略の進捗状況を説明しています。動画で全編を視聴する事ができますが、興味深いポイントをご紹介したいと思います。
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急成長中のデジタル購読プラットフォーム
Lee Enterprisesは、地域のニュースや情報を提供するリーディングカンパニーであり、日刊紙、急成長中の新聞、広告の主要なプラットフォームを提供しています。日刊紙の平均発行部数は120万部、デジタル版のユニークビジター数は5,500万人を超えています。
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Lee Enterprisesは、年率換算した経常収益の基盤を拡大し、株主価値を向上させる三本柱戦略を実施しました。また、ナスダック証券取引所への上場移管も発表しました。
社長兼最高経営責任者(CEO)のケビン・モウブレイ氏は、「2020年度にバークシャー・ハサウェイとの魅力的な取引が完了するなど、強力なモメンタムにより、Leeはトップのデジタルニュース・情報プロバイダーとしての変革を加速しています。現在、Leeはローカルメディアで最も急速に成長しているデジタル購読プラットフォームであり、デジタルの未来に向けた大胆な改革を行なっています」と語りました。
また、モウブレイ氏は「Leeは、魅力的な市場ポジション、強化されたバランスシート、確立されたデジタルインフラ、才能あるチームを活用した複数年にわたる戦略に基づいて行動します。実行していく中で、Leeは加入者数を拡大し、年間経常収益の基盤を拡大し、広告主向けの機能を強化して新たな収益源を推進し、株主の皆様に価値を提供していきます」と語りました。
モウブレイ氏は注力している分野について次のように語りました。「我々は、業界の同業者や同様のデジタル・ファースト・メディア企業に与えられた評価と同様に、Leeの価値を最大限に引き出すことに注力しています。当社の戦略を実行し、負債の返済を続けることで、価値創造の大きなチャンスがあると考えています」