デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社(DAC)が、紙媒体のコンテンツ閲覧状況をデジタルで可視化し分析する仕組みに関する特許を取得したと発表しました。
広告出稿後の効果検証において、雑誌などの紙媒体では、主に読者はがきやアンケートによる調査が行われていますが、得られる情報の項目や量が少ないことなどから精緻なレポーティングや効果の検証が難しいことが課題になっています。また近年、雑誌において、純広告よりタイアップ広告の需要が高く、掲載コンテンツの企画の切り口や方向性を考える上で、過去のタイアップ広告の閲覧状況や効果の可視化の重要性が増しています。
今回の特許は、紙媒体のコンテンツをWebページに掲載し、紙の読者属性(性・年齢、興味関心等)と類似するWebユーザーを集めてコンテンツの閲覧状況を解析する仕組みで、ユーザーのセグメントをDACのDMP「AudienceOne」で作成。Webページでの閲覧状況から紙の傾向を分析し、得た結果をもとにPDCAを回すことで、紙では難しかった広告効果の可視化を疑似的に行えるようになるとのことです。