IAS、コンテキストターゲティングソリューション「Context Control」を拡張・・・クリックスルー率が最大120%向上、クリック単価が最大36%改善

デジタル広告の品質向上ソリューションを提供するIntegral Ad Science(IAS)が、世界中の広告主と出版社に向けて、ブランド適合性ソリューション「Context Control」の拡張を発表しました。

「Context Control」は、デジタル広告において、ブランドイメージにそぐわないコンテンツを避け、適合性の高いコンテンツにのみ広告を配信することを可能にするソリューションです。株式会社朝日新聞社が提供開始した「コンテクスチュアルターゲティング」にも活用されています。

IASの最新のメディアクオリティレポートによると、ブランドリスクは依然として世界的な課題となっており、多くのプログラマティックバイヤーが、これらの問題に対処するためにトップクラスのDSPでContext Controlをアクティブ化。その結果、ブロック率が大幅に減少し、クリック単価が36%、顧客獲得単価が19%減少しています。

現在、「Context Control」はAdelphic、Adform、Amobee、MediaMath、Yahoo、Xandrなどの主要DSPに統合されており、広告主はどこで購入してもこれらのツールをすぐに利用できるといいます。

IASのCEOである Lisa Utzshcneider氏によれば、IASは現在Context Control Optimizationも世界中の出版社に向けて提供。IASと連携することで、出版社はコンテキストの設定を広告主のブランド適合性ニーズに合わせ、売上の可能性を最大化できるといいます。また、Context Controlセグメントを広告サーバー内で直接アクティブ化して、コンテキストに関連したコンテンツを回避したりターゲットすることも可能に。最近のアクティブ化では、CPMが20%改善し、クリックスルー率の増加は120%に達したとのことです。

InsiderのHead of Ad OperationsのLeigh Horton氏は、「IASと連携することで、広告主がキャンペーン全体のコンテンツの適合性をより強力にコントロールできるようになり、広告主のKPIを達成できるようになりました」と述べています。

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