ソニー、オキュラスの牙城を崩せるか

ソニーグループの次世代VR機の名称や仕様が明かされた。「PlayStation(PS)5」向けのヘッドセットで、名は「PS VR2」。ゲーム事業を手掛ける子会社が1月5日に発表した。価格や発売日は別途公表する。 PS4向けの初代PS VRは2016年10月に発売。2019年末までに世界で累計5…

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ソニーグループの次世代VR機の名称や仕様が明かされた。「PlayStation(PS)5」向けのヘッドセットで、名は「PS VR2」。ゲーム事業を手掛ける子会社が1月5日に発表した。価格や発売日は別途公表する。

PS4向けの初代PS VRは2016年10月に発売。2019年末までに世界で累計500万台を売り上げた。PS5本体は2020年11月発売後、世界販売台数は昨年9月末時点で累計1,340万台に達する。

XR

ただし、直近のVRヘッドセットの世界シェア首位はメタ傘下のオキュラスだ。2020年10月に「Oculus Quest 2」を発売。オキュラスシリーズは昨年だけで530~680万台を販売したとの推計もある。

牙城を崩せるか占う上でも、PS VR2の価格には要注目だ。初代機は399ドルで発売後、2018年3月に100ドル値下げ。Oculus Quest 2の人気の一因もその安さにある。

世界のXR(VR/ARなどの総称)機器需要は今後、数年で急拡大する見通しだ。だが、足元では半導体不足に伴う供給面の逆風も。ソニーの2022年3月期3Q決算では、首脳陣の関連発言の行方を注視したい。

(記事提供元: 経済をシンプルに解説するStrainer)

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