「コラボレーションと地方創生の実現」フジテレビジョン 清水俊宏氏・・・2023年のメディア業界展望(3)

2023年はメディア業界にとってどのような一年になるでしょうか? Media Innovationに縁を持っていただいた皆様に、2022年の振り返りと、2023年に向けての展望を伺いました。

2002年フジテレビ入社。政治部記者として小泉首相番などに従事したのち、新報道2001ディレクター、選挙特番の総合演出、ニュースJAPANプロデューサーなどを歴任。2016年からはデジタルを中心とした新規事業を担当するようになり、ニュースメディア『FNNプライムオンライン』(http://www.fnn.jp/)やエンタメメディア『フジテレビュー!!』(https://www.fujitv-view.jp/)など立ち上げ。2021年には自らファシリテーターをつとめるYouTubeチャンネル『#シゴトズキ』(https://www.youtube.com/channel/UCbNAbmb6X3MYJFwFIoIltOg?sub_confirmation=1)をスタートさせたほか、講演やラジオ出演など社外での活動も多数。

今年の仕事を振り返ってみて、いかがでしたか

映画『ONE PIECE FILM RED』(ワンピース フィルム レッド)の大ヒットが話題になった2022年。NHK紅白歌合戦にはオリジナルキャラクター・ウタさんが初出場し、劇中の主題歌『新時代』を熱唱します。

私も「新時代」に向けた様々な取り組みができました。

私がファシリテーターを務めるフジテレビ公式YouTube番組『#シゴトズキ』では武田双雲さん出演動画「人生を豊かに生きる思考法がユニークすぎた」(https://youtu.be/g_WueZ3ZRog)が2カ月ちょっとで30万回再生されるなど注目度が上がってきていて、コラボレーションやタイアップの相談をたくさん受けるようになりました。

若手漫画家6人が疑似恋愛体験をもとにマンガを執筆する地上波バラエティ番組『恋愛トキワ荘』と「FOD」「フジテレビュー!!」「SmartNews」が連動した企画なども実施。その他、Web3、メタバース、ファンコミュニティなど新時代を象徴するような実験や議論をいくつもすることができました。これらがどんな風に育っていくのか、とても楽しみです。

2022年のメディア業界で印象に残ったことを教えてください

リアルイベントの本格再開が印象的でした。メディアの責任者が一堂に会するサミットやプラットフォームがメディア関係者を集めるアワードなど、多種多様なイベントに呼んでいただきました。失敗談を共有する勉強会などもありました。

呼ばれて出席や登壇するだけでなく、フジテレビでも「シゴトイノベーション」と題したリアルイベントを主催しました。私のYouTube番組『#シゴトズキ』と早稲田大学ビジネススクール教授・入山章栄さんの文化放送『浜松町Innovation Culture Cafe』がコラボしたもので、メディア関係者はじめ多くの方にご来場いただきました。

「仕事って何?働くって何?」をテーマに様々な議論やネットワーキングが展開。これをきっかけに新たな取り組みも始まりそうです。イベントの一部は公開収録としたため、『#シゴトズキ』の中でも動画を見られます。ぜひアクセスしてみてください。(https://www.youtube.com/@shigoto?sub_confirmation=1

2023年のメディア業界、ご自身の取り組みたい仕事について教えてください

積極的に取り組みたいと考えているのは、コラボレーションと地方創生です。

SNSやネットメディアが台頭してきた5年ほど前から、メディア業界のトレンドは「競争よりも共創」という時代に入っています。フェイクニュース対策はもちろん、UIUXも含めてユーザーにとってより良いメディア環境を作るためにはメディア間の連携が欠かせないとの意識からです。しかし、コロナ禍でメディア同士の情報交換などの場は大きく減り、多くのメディアが正念場を迎えています。

コロナ対応が安定してきたことで、かつてのように情報交換にとどまらない動きも増えてきました。コンテンツ連携や共同セールスなど、かつてのようなメディア間の共創も盛んになっています。

先ほどお伝えした文化放送さんとのコラボイベントもそうですし、スポンサー広告記事を産経デジタルさんと共同制作したりもしました。

■「フジテレビュー!!」(フジテレビ)動画+記事(https://www.fujitv-view.jp/article/post-693512/

■「イザ!」(産経デジタル)解説記事(https://www.iza.ne.jp/article/20221007-FFB27VBU35A6VK6BU5IAVOHSPE/

メディアだけでなく、地方創生に関してもお声がけをいただくことが増えています。地方がさらに元気になれば、若者も日本もメディアも活気がついていきます。私自身が積極的に地方に出て行って、盛り上げていきたいと考えています。新時代はこの未来だ!

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【12月6日更新】メディアのサブスクリプションを学ぶための記事まとめ

デジタルメディアの生き残りを賭けた戦略の中で世界的に注目を集めているサブスクリプション。月額の有料購読をしてもらい、会員IDを軸に読者との長期的な関係を構築。ウェブのコンテンツだけでなく、ポッドキャストやニュースレター、オンライン/オフラインのイベント事業などメディアの立体的なビジネスモデルをサブスクリプションを中核に組み立てていく流れもあります。

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浜崎 正己
浜崎 正己
メディアの立ち上げと運用を支援する(株)メディアインキュベート の代表。1988年千葉県生まれ。Twitter : https://twitter.com/masaki_hamasaki

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