ニールセン デジタル株式会社は、ニールセン デジタルコンテンツ視聴率(Nielsen Digital Content Ratings)のMonthly Totalレポートによる「地図・旅行情報カテゴリーのメディア利用状況」を発表しました。
2020年5月の地図・旅行情報カテゴリー利用者数は、「Google Map」が最も多く月間の利用者数が4,717万人、2位は「NAVITIME」1,189万人、3位は「Apple Maps」で1,099万人でした。
GRPが最も高かったのは「Google Maps」で740%。2位は「Yahoo Japan Maps」350%%、3位は「Mapion」248%でした。ランキング5位の「Yahoo Japan Maps」のGRPが利用者数順位に対して順位が高くなっているのは、平均利用回数が月に平均50回と他のサービスを大きく上回っているためです。
月間平均利用回数の多いYahoo Japan Mapsは、平均利用回数を性年齢別に見ると「女性18-34歳」が87回と最も多くなっています。続いて、「女性35-49歳」60回、「男性50歳以上」56回でした。最も平均利用回数の少ない年齢層の「男性35-49歳」も平均利用回数が28回となっており、他のサービスに比べてすべての性年齢で利用頻度が高い水準となっています。
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地図・旅行情報カテゴリーの利用者数TOP5のターゲットGRP(TARP)を性年齢別に見た結果では、「Google Maps」が多くの性年齢で最も高くなりました。しかし、男性50歳以上を見ると「Yahoo Japan Maps」が最も高く740%でした。
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新型コロナウイルス(COVID-19 )の影響により、テイクアウト可能な飲食店の検索ニーズの増加や、位置情報や地図の検索内容に応じた広告の表示など、地図サービスはますます注目が増していくとレポートでは予測。担当者は、ターゲットの利用状況を考慮した上でアプローチを検討し、メディアプランを検討していくことが肝要としています。