若者に熱狂的に支持される音声プラットフォーム「Spoon」とは?…連載「音声が切り拓くメディアの未来」#6

2016年に韓国で誕生した音声プラットフォーム「Spoon」。 Be Alive. Be Yourself. をコンセプトに、誰でも自由に声で発信できる環境を提供しています。アジア、中東、アメリカを中心に全世界で2600万インストールを突破し、日本でも若者を中心に利用者が急上昇している…

企業 その他
若者に熱狂的に支持される音声プラットフォーム「Spoon」とは?…連載「音声が切り拓くメディアの未来」#6
  • 若者に熱狂的に支持される音声プラットフォーム「Spoon」とは?…連載「音声が切り拓くメディアの未来」#6
  • 若者に熱狂的に支持される音声プラットフォーム「Spoon」とは?…連載「音声が切り拓くメディアの未来」#6
  • 若者に熱狂的に支持される音声プラットフォーム「Spoon」とは?…連載「音声が切り拓くメディアの未来」#6

2016年に韓国で誕生した音声プラットフォーム「Spoon」。 Be Alive. Be Yourself. をコンセプトに、誰でも自由に声で発信できる環境を提供しています。アジア、中東、アメリカを中心に全世界で2600万インストールを突破し、日本でも若者を中心に利用者が急上昇している音声配信サービスです。

個人がラジオ配信を通じて、声だけで自分らしいコミュニケーション実現できるほか、オーディオクリエイターとしても配信することができます。配信者とリスナーの距離が近く、一緒にオーディオエンターテインメントを作り上げる場となっています。

若者中心に世界的にユーザーが増えているSpoonとはどんなサービスか、どういった使われ方をしているのか、日本と世界の音声市場はどうなっているのか、Spoon Radio Inc. ジャパンカントリーマネージャー 川村絵美香氏にお話を伺いました。

Spoon Radio Inc.ジャパンカントリーマネージャー 川村絵美香氏
ヤフー株式会社に新卒で入社。アプリ運営や新規事業の立ち上げに携わる。韓国留学時にSpoon Radio Inc.に入社。日本サービスの立ち上げから携わり、現在はSpoon Radio Inc.ジャパンカントリーマネージャーを務める。

―――サービス開始の経緯を教えてください。

Spoonは2016年3月に韓国にて始まりました。アジアを中心に世界に広げていく中で、2018年3月から日本でサービスを開始しました。当時はまだ音声に注目が集まっていませんでしたが、創業者が日本に訪れた際、多くの人が一人でご飯を食べていることが印象に残ったそうです。そんな日本人の耳にも、空いている時間があると感じ、音声文化の需要を見出しました。当時、日本の音声市場においてSpoonに似たサービスは殆どなく、またユーザーも限られていました。ですから、声が好きな人ならどんな人でも使えるサービスであることを、大きく打ち出していきました。

―――サービスについて教えてください。

Spoonには3つの発信方法があります。生配信の「LIVE」、収録型の「CAST」、30秒ほどの短い音声サービス「TALK」の3種類です。現在ユーザーは全世界で2600万人を突破しています。日本でも、月間95万回のライブ配信が行われるなど盛り上がりを見せています。

(写真左)「LIVE」配信ホーム画面。条件の指定をすることで、気分にあった生配信と出会える。(写真中央)「TALK」配信ホーム画面。30秒程度の短い音声発信で、配信者同士のコミュニケーションがおこなわれている。(写真右)「24時間」「直近7日」「月間」のランキングを見られる。

―――どういったユーザーがいるのでしょうか。


《Akari Wakaizumi》

関連タグ

特集