株式会社EARSは令和元年創業で、推しから届くメッセージアプリ「ear.style」の開発・運営と、コンサルティング事業「ear.style.studio」にて音声コンテンツの企画・制作、イベント・コミュニティの企画・運営をおこなっています。
EARSは音声聴取文化の普及をビジョンに掲げるなかで、特に日本の音声市場において「プロ制作のエンタメコンテンツ」の必要性を感じたといいます。
EARSが取り組む音声事業や音声利用の成功事例をもとに、日本の音声メディアの今後や市場の成熟に欠かせないことなど、代表の萩原氏に詳しく伺いました。
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東京大学工学部電気電子工学科卒。複数のスタートアップ企業でマーケターとして従事した後、大学在学中に取締役COOの植井氏と共に株式会社EARSを創業。
―――EARSの音声事業や取り組まれていることについて教えてください。
現在は、エンタメ音声アプリ「ear.style」と、音声コンサルティング「ear.style.studio」の2つのサービスを展開しています。エンタメ音声アプリear.styleでは、登録した配信者から日常的なボイスメッセージが届くボイスメッセージサービスと、プロの声優によるボイスドラマサービスがあります。音声コンサルティングear.style.studioでは、音声によって様々な企業課題を解決しております。
両事業を発展させて目指すのは、クオリティの高い多様な音声コンテンツを揃えた「音声版Netflix」になることです。
現在の音声市場を、配信者層(プロ・アマチュア)とコンテンツジャンル(エンタメ系・ビジネス系)の軸で考えたとき、「プロの配信者」による「エンタメコンテンツ」に特化して配信する音声サービスはほとんどなく、大きなビジネスチャンスがあると感じています。
―――具体的にはどのように「音声版Netflix」を目指していくのでしょうか。