金融情報サービス大手のS&Pグローバルは、同業で幅広い情報サービスを展開するIHS Markitを株式交換で、総額約390億ドル(約4兆円)で買収すると発表しました。合併後の会社をS&Pの株主は67.75%、IHSの株主は32.25%保有する事になります。
S&Pは投資格付けの世界的な標準となっているスタンダード・アンド・プアーズ(S&P Global Ratings)や、株式指標で知られるダウ・ジョーンズ指数を展開する企業。元々はマグロウヒルという出版社でしたが、金融情報サービスへと発展しました。一方のIHSは金融を筆頭に、エネルギー、航空、自動車、化学、貿易など幅広い分野で意思決定のためのインテリジェンスやデータを提供する企業。合併により年間収益は116億ドル(約1兆1600億円)以上となり、この分野では有数の規模となります。