おはようございます、Media Innovationの多賀です。JR東日本の新幹線や特急列車で流れていたテロップによる「文字ニュース」が終了するようです。乗客が自身のデバイスで情報を得ることができる、という背景があります。トンネル内でスマホが繋がらないときにぼーっと眺める、ということができなくなりますね。なお、新幹線のトンネル内の電波不通もすべての区間で既に解消されているとのこと。
「Media Innovation Newsletter Daily Edition」では毎朝、メディア関係者必読のニュースや、Media Innovationに掲載されたオススメ記事を紹介していきます。
目次
3月6日の注目記事チェック
まずはMI編集部員が見つけたメディア関係の注目記事をご紹介します。
Facebook、Instagramのユーザー画像で自己教師あり学習したコンピュータビジョン「SEER」発表 (ITMedia)
Instagramにて、人間がラベル付けしたデータセットを使用しない「自己教師あり学習」でトレーニングしたコンピュータビジョン「SEER」を発表しました。既存のAIの精度を上回ったそうです。コンピュータビジョンとは、デジタル画像や動画をコンピュータがいかに人間のように理解できるか、という研究分野です。フェイスブック社は、目の不自由な人向けに画像を説明する文章を自動生成する技術に力を入れており、この技術の活用が期待されています。
ツイッターのCFO、iOSのプライバシーポリシー変更の影響を受けないと自信 (Digital Information World 英文)
米アップルが今春に予定しているiOSのIDFA(iOSデバイスの個別ID)のポリシー変更によって、多くの企業が広告収益に打撃を受けると予想されていますが、米ツイッターのCFOのNed Segal氏は「Twitterでは、デバイスIDに紐づけられていない他のソースから情報を収集するため、変更の影響を受けない」と述べています。これまでデバイスIDから情報を得ていた他企業と、公平な競争が行えるようになる、という見解のようです。
Clubhouseのクリエイター支援を行う企業が発足・・・創設メンバー自身がクリエイター (The New York Times 英文)
Netflixユーザーは他のストリーミングサービスと比べて解約率が低く、併用する人も少ない (Vox 英文)
3月6日のMIオススメ記事
ここからはMIに掲載された記事を紹介します。
AP通信、Expert.aiのAI技術を活用してコンテンツ分類や検索を向上させる【会員限定】
これまでも記事作成などにAIを活用してきたAP通信社が、AIテクノロジー企業のソリューションを導入し、検索体験の向上を目指すことを発表しました。世界を代表する老舗企業が、最先端技術を積極的に取り入れ、業界の先頭を引っ張っていく姿勢を見せています。
ローカルニュースのデジタル購読者の約半数が、月に1度もサイトを訪れていない…読者を維持する施策は?【会員限定】
ノースウェスタン大学の研究機関が、重大な事実を明らかにしました。デジタルサブスクリプションサービスは、コロナ禍で苦しむパブリッシャーにとって救いとなる新たなビジネスモデルですが、読者を購読に導くだけでなく、いかにアプローチして継続的に利用してもらうかが、成否を分けるポイントとなりそうです。
Facebookが試行したニュース排除から考える「WeChatモデル」という恐怖【会員限定】
2020年のメディアコンテンツとテクノロジーへの個人支出は世界で6%増加して2兆ドルを突破・・・日本は1人当たりの平均支出額で1位に【会員限定】
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本日はここまでです。今日も一日頑張っていきましょう!
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