「シカゴ・トリビューン」「バルチモア・サン」などを発行する大手新聞社のトリビューン・パブリッシングは2020年度の通期業績(1-12月)を発表しました。デジタルは伸びたものの、新型コロナウイルスの影響で売上が大きく減少、損失が拡大しています。同社は投資ファンドのアルデンに買収される事が決定していて、上場廃止になる予定で、最後の通期業績の発表ということになりそうです。
通期の業績は売上高7億4625万ドル、営業損失6652万ドル、純損失3901万ドルでした。新型コロナウイルスの感染拡大の影響により広告売上の減少などで売上高が約21%もの減少で、コスト削減に務めたものの、営業損失は前年の512万ドルから10倍以上に拡大しました。