3月9日、ペンスキー・メディア・コーポレーション(PMC)は、独自のファーストパーティーデータ分析プラットフォームAtlas Data Studio(ADS)を発表しました。月間1億3400万人超の購読者を抱える同社は、その独自の顧客データを活かし、効果的なターゲッティングと大規模なリーチ拡大を目指すとし、サードパーティCookie廃止問題に先手を打つようです。
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ゼロからの立ち上げたAtlas Data Studio
新たなデータ分析プラットフォームを発表したペンスキー・メディア・コーポレーション(PMC)は、2004年に設立され、米国のニューヨークとロサンゼルスに本社を置く巨大メディア企業です。comScoreによれば、Variety、Rolling Stone、The Hollywood Reporter、Billboard、WWDなど23のブランドを保有し、世界中に14か所の拠点を持つ同社の購読者は月間1億3400万人を超えると伝えられています。
膨大なファーストパーティーデータを抱える同社は、およそ6か月前から長期的なデジタルメディア戦略と商品展開を推進してきており、今回発表されたAtlas Data Studio(ADS)もそのうちの一つであるとのことです。さらに、ADSは何もないゼロからの状態で作り上げられたプラットフォームであるのことです。