日本テレビホールディングス株式会社は、グループ会社再編統合の具体案をまとめました。
同社の大規模なグループ再編は2012年の認定放送持株会社への移行以来10年ぶりで、関連会社を除く同社のグループ会社は連結子会社19社を含む50社になる予定です。
IT系子会社の再編では、グループの基幹システムの開発・運用を担う株式会社日テレITプロデュースがインターネット関連事業を手掛ける株式会社フォアキャスト・コミュニケーションズを吸収合併し商号変更、株式会社日テレWandsとします。日本テレビグループは、開局70周年となる2023年にデジタル領域事業の連結売上高1,000億円を目指しており、グループ内のIT関連企業の再編で、ITエンジニアの確保とリソース・ノウハウを共有し、新たな事業に挑戦しやすい環境を整えるといいます。
番組やCM放送の基幹システムでは、NNS(日テレ)系列の基幹システム「営放システム」の開発・保守を行う株式会社営放プロデュースを日テレが吸収合併します。「営放システム」は今年3月に系列28局への導入完了を機に、日テレを中心にネットワーク局との連携と一体化した保守・運用し、災害時でも系列全体の放送機能の堅持を目指すといいます。
制作系子会社の再編では、番組制作・編集機能を持つ株式会社イカロスと報道局を中心に人材派遣を行う株式会社フェイドインを株式会社日テレアックスオンの完全子会社にします。
著作権契約に関するルール変更に関連して、音楽・映像ソフト制作・販売を手掛ける株式会社バップが、音楽著作権管理を行う子会社の株式会社バップ音楽出版を吸収合併します。管理業務の別会社化の必要がなくなったことによる合併としています。
VTuber事業では、市場や事業成長スピードに合わせた体制構築のため、分社化します。
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