民放キー局決算比較、一人負けのフジはメディア事業1割減収を予想【メディア企業徹底考察 #212】

・民放キー局の中で、日本テレビが売上高で9.5%増と好調
・フジはメディア事業で12.1%減収を予想し厳しい状況
・不動産事業のスピンオフが焦点となり、経営改革が求められている

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民放キー局決算比較、一人負けのフジはメディア事業1割減収を予想【メディア企業徹底考察 #212】
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民放キー局の通期決算が出そろいました。

テレビの広告収入を主軸とした各社のメディア事業を比較すると、日本テレビホールディングス株式会社の強さが際立っています。売上高は9.5%の増加。株式会社フジ・メディア・ホールディングス株式会社TBSホールディングステレビ朝日ホールディングスの4社を加えたメディア事業の平均成長率は1.8%。減収だったフジを除き、テレビ朝日とTBSの平均が2.3%でした。

フジ以外のテレビ局は広告収入が回復基調にあります。日本テレビはそれに加え、「コナン」や「キングダム」などの映画を成功させて収益を上積みしています。一方、フジは今期も減収を予想しており、出口が見えてきません。

視聴率では他社を圧倒するテレビ朝日


《不破聡》

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