民放キー局の通期決算が出そろいました。
テレビの広告収入を主軸とした各社のメディア事業を比較すると、日本テレビホールディングス株式会社の強さが際立っています。売上高は9.5%の増加。株式会社フジ・メディア・ホールディングス、株式会社TBSホールディングス、テレビ朝日ホールディングスの4社を加えたメディア事業の平均成長率は1.8%。減収だったフジを除き、テレビ朝日とTBSの平均が2.3%でした。
フジ以外のテレビ局は広告収入が回復基調にあります。日本テレビはそれに加え、「コナン」や「キングダム」などの映画を成功させて収益を上積みしています。一方、フジは今期も減収を予想しており、出口が見えてきません。