ディズニーのDisney+加入者数が初の減少、決算は好調だが、7000人のレイオフ

ディズニーは、2022年12月31日に終了した四半期(ディズニーの2023年度第1四半期)の決算を発表し、売上高が235億1000万ドル(8%増)、調整後1株利益が99セントとなりました。これは、Refinitivによるアナリストのコンセンサス予想である233億7000万ドル、78セントをそ…

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<p>Photo Illustration by Rafael Henrique/SOPA Images/LightRocket via Getty Images</p>
  • <p>Photo Illustration by Rafael Henrique/SOPA Images/LightRocket via Getty Images</p>
  • ディズニーのDisney+加入者数が初の減少、決算は好調だが、7000人のレイオフ

ディズニーは、2022年12月31日に終了した四半期(ディズニーの2023年度第1四半期)の決算を発表し、売上高が235億1000万ドル(8%増)、調整後1株利益が99セントとなりました。これは、Refinitivによるアナリストのコンセンサス予想である233億7000万ドル、78セントをそれぞれ上回っています。この結果に貢献したのは、テーマパークの収益で、アナリスト予想を大きく上回りました。

ただし、ストリーミングサービスのDisney+が、2022年の最後の3ヶ月で240万人もの加入者を失い、2020年後半のサービス開始以来初の減少となりました。国内のDiesney+はこの期間20万人増加しており、会員数を大きく失ったのは海外です。特にインドは、2023年から27年までのクリケットのプロリーグ「インディアン・プレミアリーグ(IPL)」の国内テレビ放映権は落札したものの配信権の獲得は断念した経緯があります。これは予想されていたことですが、ウォール街のアナリストに英豪インドで人気のクリケットは織り込み済みとなっていなかっただけのことなのです。それに、クリケットのTV放映権は購入し、配信権は断念したのは、前任のボブ・チャペック氏です。


《前田邦宏》

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前田邦宏

メディアイノベーション見習いスタッフ。海外調査の最新動向を担当。分野を問わず、調べ物が好き。

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