株式会社ベビーカレンダーが14日に発表した2023年12月期の業績(2023年1月1日~2023年12月31日)は、売上高12億300万円(前年同期比10.8%)、営業利益▲3100万円(-%)、経常利益▲2600万円(-%)、純利益▲4300万円(-%)となりました。
メディア事業においては、妊娠・出産・育児領域の専門サイト「ベビーカレンダー」をはじめとする複数のウェブサイト運営を通じて、PV連動型広告、タイアップ広告、成果報酬型広告の3つの活動を軸に事業を展開しています。しかし、PV数の伸び悩みや広告新メニューの推移が計画に達しなかったことから、売上及び利益が計画を下回り、メディア事業の売上高は前年同期比13.0%増の約9億円、セグメント利益は前年同期比2.9%減の約2億円となりました。
医療法人向け事業では、医療機関向けにITを活用したソリューションを提供しています。これには「ベビーパッドシリーズ」や「エコー動画館」などが含まれますが、新規ホームページ制作案件の推移が計画に達しなかったことなどから、売上及び利益が計画を下回りました。このセグメントの売上高は前年同期比4.9%増の約3億円、セグメント利益は前年同期比18.8%減の約1600万円となりました。
決算は、売上高の増加にも関わらず、営業利益、経常利益、純利益が赤字となる結果に終わりました。メディア事業と医療法人向け事業の両セグメントで計画を下回る業績となったことが、全体の赤字に影響を与えたと見られます。
今期の通期業績予想は、売上高は14億700万円(16.9%)、営業利益は900万円(-%)、経常利益は600万円(-%)としています。