株式会社ゼンリンの子会社で、モビリティ向けのプラットフォームやシステム開発を行う株式会社Will Smartが2024年3月13日に上場承認され、4月16日にグロース市場に新規上場します。
想定発行価格は1,380円。公募が20万株、売出がオーバーアロットメントを含み57万2,800株。吸収額は10億6,600万円です。今回のIPOでは、第2位の株主である九州旅客鉄道株式会社、5位の都築電機株式会社が持株のすべてを売却します。この2社は2018年12月に出資を行っており、今回の上場は出口戦略という意味合いも含んでいるでしょう。
モビリティ向けプラットフォームなどのMaaSは伸びしろを持っているものの、足元の成長は大口顧客の開拓がカギを握っています。
2期連続減収、赤字から回復
Will Smartは株式会社ゼンリンデータコムの社内ベンチャーとして設立されました。ゼンリンデータコムは地図サイト「いつもNAVI」、美容室やネイルサロンの店舗情報を掲載する「beautymap」などを提供しています。