企業のIR活動を支援する株式会社アイ・アールジャパンホールディングスが、3月25日に2024年3月期通期業績の上方修正を発表しました。
売上高を予想比0.7%、営業利益は12.1%、純利益は9.7%それぞれ引き上げました。売上が僅かに増加したことと、固定費の削減効果によって純利益を予想よりも1割近く引き上げています。
これに伴い、配当修正も行いました。未定としていた2024年3月期の期末配当を15円としています。2024年3月期の年間配当は中間配当と合わせて1株30円となりました。
配当性向は78.4%。アイ・アールジャパンは連結配当性向50%を目処とすることを基本方針としており、一度崩壊しかけた経営基盤が整備され始めたことを印象づけました。
インサイダー疑惑で信用が失墜
IR(インベスター・リレーションズ)とは、上場企業が行う投資家向けの広報活動。適切な情報開示やメディアリレーション、業績動向に関する情報発信、コミュニケーション活動を行い、経営を円滑に行うものです。株主と良好な関係を築くことにより、株主総会や資金調達をスムーズに進めて事業活動の安定化を図ります。