三菱地所株式会社は、株式会社東京の株式を取得して子会社とし、50億円超の追加出資を行うことを決定しました。この動きは、両社のエレベーターメディア事業の共創関係をさらに強化し、市場での地位を確立することを目指すものです。
株式会社東京は、エレベーターメディア「GRAND」を提供するDOOH(デジタル屋外広告)分野のリーディングカンパニーです。同社のサービスは、ビジネスパーソンをターゲットとした広告媒体として、約4000箇所の都心オフィスビルに導入されています。
一方、三菱地所株式会社は、大手町・丸の内・有楽町エリアを中心に高価値な不動産を所有し、不動産事業者向けの多様なソリューションを提供しています。両社は2019年11月から合弁会社spacemotion株式会社を通じて、エレベーターメディア事業を共同展開してきました。
株式会社東京は50億円超の機動的な追加出資を受け、専用ハードウェアの新開発や、顧客ニーズに応じたエレベーターメディアソリューションの提供拡大を進めていくとしています。同社は「70年ぶりのマスメディアをつくる」というビジョンを掲げ、東京を中心に日本全国に通じるメディアの構築を推進する方針です。また、DOOHでの知見や顧客基盤を活用し、新たなメディアビジネスの創出も目指しています。
既存マスメディアのリーチ数は低下傾向にあり、エレベーターメディア市場は拡大が期待される分野です。両社はシナジーを発揮しながら、エレベーターメディア事業の成長を加速させていく考えです。株式会社東京の三菱地所グループへの参画が、業界にどのような影響を与えるか、今後の展開が注目されます。