鉄道ジャーナル社は、鉄道情報誌として長年親しまれてきた月刊「鉄道ジャーナル」について、2025年4月21日発行の6月号を最後に休刊すると発表しました。
同誌は1967年の創刊以来、通巻700号を突破した長寿誌として知られています。鉄道ジャーナル社は、近年の雑誌出版を取り巻く環境の変化などを理由に、休刊の決断に至ったと説明しています。
「鉄道ジャーナル」は、鉄道愛好家や業界関係者から幅広い支持を得てきた鉄道総合誌です。鉄道に関する最新情報や歴史、技術解説など多岐にわたる内容を提供し続けてきました。
しかし、近年のデジタル化の進展や読者の情報収集手段の多様化により、多くの雑誌が厳しい経営環境に直面しています。「鉄道ジャーナル」も例外ではなく、こうした出版業界全体の構造的な変化が休刊の背景にあるとみられます。
半世紀以上にわたり鉄道文化の発展に貢献してきた「鉄道ジャーナル」の休刊は、鉄道ファンや業界関係者に衝撃を与えそうです。同誌の休刊は、出版業界の厳しい現状を改めて浮き彫りにするとともに、専門誌の在り方や情報発信の手段が変化していることを示しています。