株式会社 角川春樹事務所が発行する女性ファッション誌「美人百花」が8月8日発売の9月号をもって休刊することが発表されました。
編集部は公式Instagramを通じて、「突然のご報告となってしまい申し訳ありません」と切り出して休刊を発表。6月には「美人百花」の別冊付録として立ち上げられた「大人百花」の休刊が発表されていましたが、これに続き本誌も紙媒体としての発行を終えることになりました。
最終号となる9月号は、秋のファッションを楽しめる百花フェミニンが多数掲載された充実した内容となっています。裏表紙では創刊当時から登場していた美香氏がモデルを務めました。編集部は「一番の応援隊長だった」として美香氏への感謝の意味を込め、裏表紙の誌面タイトルを「美人百香」と文字を変更した上で、「美」と「香」に色を付けた特別仕様としています。
同誌は約20年もの間、女性読者に愛され続けてきました。編集部は「関わってくださった全ての方々、一緒に歩んでくれた百花レディ達に大きく感謝を申し上げます」とコメントしています。
読者からは、「いつも参考にして洋服を決めていました」「休刊本当に寂しい限りです」など休刊決定を惜しむメッセージが相次いでいるほか、「不定期でもいいからたまに復活してほしい」「季節に1回、年に1冊でもいいのでまた発刊していただけると嬉しい」と形態を変えた発行に期待を示す意見も寄せられています。
近年、雑誌業界では紙媒体の発行部数減少やデジタル化の波により、長年親しまれてきた雑誌の休刊が相次いでいます。美人百花の休刊も、こうした業界全体の構造変化を反映したものと見られます。