ベクトルは、同社内の「PR×デジタルマーケティング」統合支援組織・ベクトルデジタルが3月1日付けで、LMIグループが運営する番組型広告プラットフォーム「RETAIL TV」の販売代理店契約を締結したことを発表しました。
「RETAIL TV」は、小売店舗内のデジタルサイネージを活用し、消費者に有益な情報を番組形式で提供する新しい広告メディアです。従来の静的広告と異なり、エンターテインメント性を持ったコンテンツを通じて、消費者の興味を引き、購買行動を促進することが可能です。
今回の提携により、ベクトルデジタルの各種リソースと「RETAIL TV」を組み合わせたマーケティング施策の企画、ベクトルグループのネットワークを活用した広告主の拡大、番組コンテンツ制作の3点について、連携します。
LMIグループ取締役副社長・共同創業者の望田竜太氏は「『RETAIL TV』は、これまでにない革新的な広告体験を提供するメディアです」と見解を述べ、「これまで『テールメディアの可能性を広げる』ことに注力してきましたが、今回の取り組みはまさにその集大成のひとつ」とコメントしています。
一方、ベクトル取締役副社長グループCOOの長谷川創氏は「本提携により、当社のPR・デジタルマーケティングの知見とグループネットワークを最大限に活用し、企業のマーケティング活動に新たな価値を提供してまいります」と述べています。
リテールメディアは、近年のデジタル広告のプライバシー規制強化を背景に注目を集めています。店頭での広告効果を最大化する「RETAIL TV」と、PRとデジタルマーケティングのプロフェッショナルであるベクトルデジタルの連携により、広告主にとっては新たな形でのブランド訴求の場が提供され、小売業には新たな収益機会が創出されることが期待されます。
両社は今後、「RETAIL TV」の普及を推進し、小売業界・広告業界双方にとって有益なメディアとしての地位確立を目指します。また、両社の強みを活かした新たなソリューションの開発も検討していくとしています。
今回の提携を通じて、リテールメディアの可能性がさらに広がり、企業と生活者のエンゲージメントがより深まることが期待されます。広告業界に新たな風を吹き込む「RETAIL TV」と、ベクトルデジタルの連携が、今後どのような革新をもたらすのか注目されます。