小説投稿サイト運営エブリスタのM&Aで透けるメディアドゥとインフォコムの成長戦略【メディア企業徹底考察 #202】

・メディアドゥがエブリスタを売却し成長戦略を明確化
・アムタスがIP強化を目指し投稿サイトを運営
・市場競争が激化する中でコンテンツの創出が課題

企業 業績
小説投稿サイト運営エブリスタのM&Aで透けるメディアドゥとインフォコムの成長戦略【メディア企業徹底考察 #202】

電子書籍流通事業大手の株式会社メディアドゥが、小説投稿サイト運営エブリスタを株式会社アムタスに売却しました。

アムタスはコミックを中心とした、PC・スマートフォン向け電子書籍サービス「めちゃコミック」を運営する会社。インフォコム株式会社の子会社でもあります。エブリスタは小説やコミックの投稿サイトを運営しており、この買収でアムタスはオリジナル作品やIPの強化を図ります。インフォコムは2024年に米投資ファンド大手ブラックストーンにおよそ2,700億円超で買収され、非上場化されていました。

メディアドゥは事業の選択と集中を進めており、このM&Aから両社の成長戦略が見えてきます。

IPの創出を一時的に強化したメディアドゥ


《不破聡》

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