東証グロース市場上場のdely株式会社は2025年5月26日、同年10月1日付で社名を「クラシル株式会社(英文:Kurashiru, Inc.)」に変更することを取締役会で決議したと発表しました。この商号変更は、6月27日開催予定の第12回定時株主総会に付議されます。
同社は、レシピ動画サービス「クラシル」を中心とした食領域のサービスからライフスタイル全般にわたる事業を展開しています。今回の商号変更は、同社の中核ブランドである「クラシル」の認知度と信頼をさらに高め、事業全体の一体感と成長スピードを加速させることが目的とされています。
「クラシル」は2016年のサービス開始以来、累計4,400万ダウンロードを超える人気レシピ動画プラットフォームとして成長してきました。2022年には「クラシルリワード」というリテールメディアを立ち上げ、現在では同社の販促事業の中核として成長を続けています。
「今後は、サービスのご利用者様へより一層の価値を提供しながら、小売・流通事業者を中心とした多様な顧客に対し、『クラシル』ブランドを活かした統合的なソリューションの提供を進め、事業領域をさらに拡大してまいります」と今後の展開について説明しています。
同社は商号変更に伴い定款第1条(商号)を変更しますが、サービス体制や運営方針に変更はないとしています。新商号の効力発生日は2025年10月1日となります。
レシピ動画アプリとして多くの利用者に親しまれてきた「クラシル」の名を社名に冠することで、ブランド価値の最大化とさらなる事業拡大を目指す同社の戦略が注目されます。