静岡新聞社・静岡放送は、日本テレビ系の人気番組「ダウンタウンDX」の演出・プロデューサーを務めた西田二郎氏を、チーフコンテンツイノベーションオフィサー（CCIO）として迎え入れたと発表しました。
同社は現在、企業や行政・公共団体と共に地域の活性化や課題解決に取り組んでいます。一方、西田氏はバラエティを中心に多数のヒット作品を生み出してきました。CCIOに西田氏を迎えることで、「コンテンツ」を通じて静岡県民と問題意識を共有し、ウエルビーイングな未来を目指す考えです。
同氏は読売テレビ入社後、「11PM」「EXテレビ」を経て、「ダウンタウンDX」「松紳」「ガリゲル」などのバラエティコンテンツを演出・プロデュースしてきました。その後、営業企画、編成企画やビジネスプロデュース局事業開発、DX推進などに携わり、2025年3月に読売テレビを退社しています。また、一般社団法人「未来のテレビを考える会」の代表を務め、人材育成にも携わってきました。
静岡新聞社・静岡放送は、バラエティコンテンツの企画や制作の実績が豊富な西田氏の参画により、テレビ・ラジオや新聞といった従来の枠を超えて「コンテンツ」の概念を拡張し、同社の事業変革を力強く推進できると見込んでいます。
西田氏は「一般社団法人『未来のテレビを考える会』の活動を11年続ける中で、様々な地方局の抱えている課題や解決できない問題をリアルに感じるようになった」と振り返っています。さらに、「今まで自分が手掛けてきた知見をフルに活かして、部局にこだわらず、横断的にイノベーティブな改革ができる可能性を持っているのが静岡新聞社・静岡放送だと感じた」と参画を決めた思いを語りました。
続けて、西田氏は「すでに社内でも極めてチャレンジングな取り組みも行われていて、人材のポテンシャルは計り知れず。『ここならできる！』と確信してご一緒したいと思った」とコメント。今後、新聞やテレビ、ラジオの枠に捉われず、コンテンツ開発、ビジネス開発、人材開発に協力して取り組む意思を示しています。
静岡新聞社・静岡放送は、地域の課題解決や活性化を支援する役割を担いながら、新たなメディア価値の創出に取り組んでおり、西田氏と共に推進するコンテンツ戦略は業界関係者からの注目を集めそうです。
