新潟日報生成AI研究所と岩手日報社は、地域社会における生成AIの推進と新たな価値創造を目的とした「地域共創 生成AI パートナーシップ協定」を締結したと発表しました。
生成AI技術は急速に進化しており、地域における情報発信や地域経済の活性化において、新たな可能性を秘めています。新潟日報生成AI研究所は株式会社新潟日報社の100%子会社として2024年10月に設立され、地域に根差した情報機関として早期から生成AIの研究開発に取り組んできました。
一方、岩手日報社は日刊紙「岩手日報」を発行しているほか、デジタルメディア運営、イベント企画など、地域に密着した様々な事業を展開しています。長年にわたり岩手県の地域情報を発信し続ける中で、最先端技術を活用した情報サービスの提供を模索してきました。
両社は今回の協定に基づき、岩手日報の記事データベースを活用した生成AIの開発支援、生成AIを活用した地域経済の活性化に取り組みます。さらに、地域の持続的発展に資する生成AI等の地域への普及、生成AI等の新規事業の創出、その他地域社会の発展に資する両社が必要と認める事項についても協力して推進していく予定です。
本協定を通じて、両社は地域における生成AI活用の先駆者として、その成功事例を全国に発信します。地域に特化した生成AIの開発と普及は、情報格差の是正、企業の生産性向上と地域経済の活性化、そして住民サービスの向上に大きく貢献するものと期待されています。
今後も両社は密接に連携し、地域社会の未来を創造するデジタルイノベーションを推進していくとしています。各地域の独自データを活かした社会実装は、地方発のAI活用モデルとして業界の関心を集めそうです。