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今週のテーマ解説 大手メディアがニュースレターのサブスタックに続々参戦
米国や英国の有名メディア企業が、個人ジャーナリスト向けのニュースレタープラットフォーム「サブスタック」(Substack)で公式コンテンツを配信し始めています。かつては「記者流出の脅威」とも見なされていたサブスタックですが、なぜ今、既存メディアが積極的に活用し始めているのでしょうか。

ニューヨーク・マガジンが4月に人気メルマガ「Dinner Party」をサブスタック上で配信開始したのをはじめ、英国の老舗政治誌ニュー・ステーツマンは全てのニュースレター配信をサブスタックに一本化。さらに英大手地方紙グループのReach社は、F1からプロレスまで趣味特化の無料ニュースレターを数十本も展開しています。
一方で、赤字に苦しむワシントン・ポストもサブスタックでの記者コンテンツ配信を検討中と報じられており、伝統的メディアのマインドセットに大きな変化が起きているようです。