大手メディアがニュースレターのサブスタックに続々参戦【Media Innovation Weekly】6/23号

・大手メディアがサブスタックに参入し、新規読者開拓や収益化を狙っている
・技術コスト削減やコミュニティ形成を活用し、個人クリエイターや媒体が成功を収めている
・プラットフォーム依存や規模拡大による課題もあり、長期戦略が求められている

特集 ニュースレター
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大手メディアがニュースレターのサブスタックに続々参戦【Media Innovation Weekly】6/23号
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おはようございます。Media Innovationの土本です。今週の「Media Innovation Newsletter」をお届けします。

メディアの未来を一緒に考えるMedia Innovation Guildの会員向けのニュースレター「Media Innovation Newsletter」 では毎週、ここでしか読めないメディア業界の注目トピックスの解説や、人気記事を紹介していきます。ウェブでの閲覧やバックナンバーはこちらから

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今週のテーマ解説 大手メディアがニュースレターのサブスタックに続々参戦

米国や英国の有名メディア企業が、個人ジャーナリスト向けのニュースレタープラットフォーム「サブスタック」(Substack)で公式コンテンツを配信し始めています。かつては「記者流出の脅威」とも見なされていたサブスタックですが、なぜ今、既存メディアが積極的に活用し始めているのでしょうか。

ニューヨーク・マガジンが4月に人気メルマガ「Dinner Party」をサブスタック上で配信開始したのをはじめ、英国の老舗政治誌ニュー・ステーツマンは全てのニュースレター配信をサブスタックに一本化。さらに英大手地方紙グループのReach社は、F1からプロレスまで趣味特化の無料ニュースレターを数十本も展開しています

一方で、赤字に苦しむワシントン・ポストもサブスタックでの記者コンテンツ配信を検討中と報じられており、伝統的メディアのマインドセットに大きな変化が起きているようです。

「敵」から「パートナー」へ転換


《Manabu Tsuchimoto》
Manabu Tsuchimoto

Manabu Tsuchimoto

デジタルメディア大好きな「Media Innovation」の責任者。株式会社イード。1984年山口県生まれ。2000年に個人でゲームメディアを立ち上げ、その後売却。いまはイードでデジタルメディアの事業統括やM&Aなど。メディアについて語りたい方、相談事など気軽にメッセージください。