「デイリー・テレグラフ」は「デイリー・メール」親会社DMGTが買収へ

・DMGTが英国大手新聞のテレグラフ買収を発表し、多様なメディア展開を目指す
・買収資金や負債増大に関する財務リスクと規制の影響も懸念されている
・今後の経営統合や規制対応が英国メディアの未来と市場競争に影響を与える

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「デイリー・テレグラフ」は「デイリー・メール」親会社DMGTが買収へ

長らく決着が付かなかった、英国の高級紙「デイリー・テレグラフ」をDaily Mail and General Trust(DMGT)が買収することになりました。同社は大衆紙の「デイリー・メール」を擁していますが、テレグラフを手に入れる事で、一般大衆向けから高級路線まで幅広いラインナップを持つ事になり、規模の面でも大きな影響力を持つ事になります。

買収金額は5億ポンド(約1000億円)です。The Daily Telegraph は長年にわたり保守層に強い存在感を持ち、政治・経済報道の重みも大きい媒体です。DMGTがこれを取り込むことで、英国右派メディアの結集が進むとの見方が広がっています。ロザミア家率いるDMGTが英国で最も強力なメディア勢力になり得るとの分析も出てきています(ガーディアン)。


《Manabu Tsuchimoto》

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Manabu Tsuchimoto

デジタルメディア大好きな「Media Innovation」の責任者。株式会社イード。1984年山口県生まれ。2000年に個人でゲームメディアを立ち上げ、その後売却。いまはイードでデジタルメディアの事業統括やM&Aなど。メディアについて語りたい方、相談事など気軽にメッセージください。

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