テレグラフ・メディア・グループ（TMG）は、2023年度(2023年1月1日～12月31日)の業績を発表しました。デジタル広告とデジタルサブスクリプションの成長により、営業利益が35%増加したということです。
2023年8月には、TMGのサブスクリプション数が100万件を突破し、同社の歴史上最も多くの有料読者が存在する状態になりました。会員数は2022年12月の73万3731件から2023年12月には103万5710件に増加し、約302,000件の増加を記録しました。この成長は、デジタル広告収益の33%増加とデジタルサブスクリプション収益の18%増加に支えられています。
TMGの2023年の総収益は2億6800万ポンドに達し、前年の2億5420万ポンドから約1380万ポンドの増加を見せました。特にデジタルサブスクリプション収益は6850万ポンドに達し、デジタル広告収益は1630万ポンドに増加しました。これにより、同社の営業利益は2022年の4010万ポンドから5420万ポンドに増加しました。
しかし、TMGは親会社からの未収金に対する2億7760万ポンドの引当金を計上したため、2023年の年間損失は2億4460万ポンドとなりました。
TMGは、質の高いジャーナリズムとデジタルコンテンツへの投資を続けることで、2024年以降も成長を目指しています。2023年には、テレグラフのウェブサイトでの総滞在時間が3550万時間、アプリでの総滞在時間が7170万時間に達しました。また、動画コンテンツは26百万時間視聴され、14億回以上再生されました。
TMGのCEOであるアンナ・ジョーンズ氏は、「2023年はテレグラフ・メディア・グループの強さと回復力を再確認する年となりました。デジタル広告とデジタルサブスクリプション収益の大幅な成長により、営業利益は35%増加しました。今後も、オーディエンスの拡大と製品の進化に投資し、2024年以降も成長を続けていきます」と述べています。
