AIにSNSをやらせてみたら「やっぱり分断した」【Media Innovation Weekly】1/5号

・AIのみのSNS実験で派閥形成や偏った情報流通が自然に起きることが判明
・人間の感情や意図に関係なく、社会的構造が分断や影響力集中を引き起こす
・介入策では根本的な解決は難しく、AIを活用したSNSの設計には注意が必要

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AIにSNSをやらせてみたら「やっぱり分断した」【Media Innovation Weekly】1/5号
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おはようございます。Media Innovationの土本です。今週の「Media Innovation Newsletter」をお届けします。

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今週のテーマ解説 AIにSNSをやらせてみたら「やっぱり分断した」

生成AIが個人の作業支援を超え、複数のAIが相互作用するエージェント社会へと拡張されつつあります。こうした状況下で、AI同士が集団として振る舞った場合、どのような社会的構造が生まれるのかは、メディア企業やプラットフォーマーにとって重要な論点です。

この問いに対し、オランダの研究チームが発表した論文が注目されています。研究では、人間を一切介在させず、AIボットのみで構成された簡易SNSを構築しました。その結果、アルゴリズム推薦や広告設計が存在しないにもかかわらず、派閥形成、意見の極端化、影響力の集中といった、現実のソーシャルメディアと酷似した現象が観測されたと報告しています。

SNSで会話をしていたら実はAIだった、という現象は既に起こってそうです

最小構成でも発生したエコーチェンバー


《Manabu Tsuchimoto》

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Manabu Tsuchimoto

Manabu Tsuchimoto

デジタルメディア大好きな「Media Innovation」の責任者。株式会社イード。1984年山口県生まれ。2000年に個人でゲームメディアを立ち上げ、その後売却。いまはイードでデジタルメディアの事業統括やM&Aなど。メディアについて語りたい方、相談事など気軽にメッセージください。

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