Taboolaは、オープンウェブ上に分散するユーザーの識別情報と行動シグナルを結び付け、購買意向を早期に捉えられる新ソリューション「Realize ID」の提供を開始しました。同社のパフォーマンス広告プラットフォーム「Realize」を支える新機能として位置づけられ、購買意向を予測するモデルによってコンバージョン獲得効率を最大2.4倍に向上させるとしています。
背景には、顧客の購買行動がデバイスやチャネルに大きく分散している現状があります。米国の成人がメディアに接する時間は1日約13時間に及び、その利用は数十ものデバイスやプラットフォームにまたがっています。さらに、生成AI検索を購入の意思決定に活用する顧客は70%に達しているとの調査結果もあり、購買プロセスは一段と複雑化しています。
Realize IDは、断片化した複数の識別情報を一人の見込み客として結び付け、商品やサービスへの関心が高まり比較検討している重要なタイミングを捉えます。Taboolaはパブリッシャーと広告主の双方に接点を持つ立場を生かし、パブリッシャーサイトでのコンテンツ閲覧から広告への反応、広告主サイトでの行動までを一連の流れとしてリアルタイムに把握します。
対象となるシグナルは、記事へのエンゲージメントやスクロールの深さといったメディア閲覧情報、広告クリックや検索キーワードといった広告・検索情報、見積もり開始やコンバージョンなどの購買行動情報です。これらを組み合わせ、数十億件規模の購入に至る行動データをAI技術で解析し、購買意向が明確な行動として表れる前にその兆しを予測します。
El Corte InglésやErgo、Axis Max Life Insurance、Allianzなど複数の企業ブランドやエージェンシーが活用企業として紹介されています。Taboolaの創設者でCEOのアダム・シンゴルダ氏は、検索広告やソーシャル広告の効率改善が限界に近づくなか、Realize IDが独自のデータ優位性を生かして新たな成長機会を生み出すと説明しています。Taboolaは世界で15,000社以上の企業に利用され、毎日6億人以上にリーチしており、日本国内でも約500以上のサイトと長期独占契約を結んでいます。

