米国のパブリッシャーVox Mediaは、メディア向けのコメントシステム「Talk」を開発するThe Coral Projectを買収したと発表しました。SaaSとして外販も進めているCMS「Chorus」と連携させていく方針です。

「Talk」は元々はMozilla Foundationの傘下で始まったプロジェクトで、現在では12カ国、30社、50のメディアで採用されています。代表的な採用事例では、「ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)」、「ワシントン・ポスト」、「The Intercept」、ニューヨークマガジン」などがあります。

メディアのために開発されていることから、優れたコメントを表彰する仕組み、既存のユーザーデータベースとの連携、掲載前の事前チェック、優秀者にバッジを付与するなどのリワードシステム、コーナー別に異なる機能を実装する、といったメディア運営に便利な機能が搭載されています。管理画面はCMSに組み込むことができる仕様になっているようです。

A screenshot of a Talk comment stream
Taklの公式サイトより
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「Talk」自体はオープンソースで開発されていて、引き続き継続される予定。Vox Mediaはオープンソースでの開発を引き続き支援するほか、SaaSで提供されているバージョンを、CMS「Chorus」と共に拡販していく方針。

バーティカルメディアは苦戦が伝えられるVox Mediaですが、CMS「Chorus」、広告配信システム「Concert」、そしてコメントシステムの「Talk」という組み合わせで、メディア向けのSaaSビジネスを強化していく方針であることが見て取れます。