ソーシャルメディア、IT広報などを手掛ける株式会社ベクトルは、2018年7 月に公表した2019年2月期の通期業績予想を修正し、過去に買収した事業ののれんなどを特損計上する見通しとなったと発表しました。

連結売上高は前回発表の264億円に対し今回発表が301.4億円(14.2%増)、連結経常利益は前回発表の40億円に対し今回発表が30.2億円(24.5%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は前回発表の19億円に対し今回発表が2800万円(98.5%減)でした。

ベクトルは、マーケティングサービスを中心に既存事業およびダイレクトマーケティング事業で順調に成長しました。また、その他の事業分野においては、2018年7月に、企業の人事評価制度の導入や運用を支援する人事関連クラウドサービスを展開する株式会社あしたのチームを子会社化し、連結売上高は従来予想を上回る30,141百万円となりました。

一方、M&A も実行しながらグループの事業強化を進めている中で、これまで買収により子会社化した17社のうちの一部事業の業績が低迷したこと、投資活動に関して一部想定を下回る結果となったことなどで、利益については業績予想を下方修正する事となっています。

利益に関わる業績予想の修正の具体的要因の1つとして、webメディアの事業分野においては、上期に生じた検索エンジンの表示順位変更等により、広告収入を中心に想定を下回る結果となり、この分野について、近年M&Aや事業譲受により強化を進めてきた領域であることから、同様にのれんの償却が371百万円生じ、さらに特別損失としてのれんの減損損失を431百万円計上。Webメディア事業については、不採算メディアの売却や体制の見直し等のリストラクチャリングを推し進めており、今後は業績も回復すると見込んでいます。