朝日新聞社は、同社が提供する朝日新聞社アプリ内で「朝日新聞ポッドキャスト」の配信を開始したと発表しました。
今回のアップデートにより、記事や動画に加えてポッドキャストも聴けるようになり、朝日新聞のコンテンツがすべてアプリ内で完結する新たなニュース体験を実現しています。アプリ画面を閉じた状態でも再生でき、ポッドキャストを聴いて気になった記事をアプリ内でそのまま読むことが可能です。

朝日新聞ポッドキャストは2020年8月のサービス開始から再生数を伸ばし続け、2025年4月に累計1億ダウンロードを突破しました。基幹番組「ニュースの現場から」はApple podcastランキングのニュース解説カテゴリーで1位の評価を獲得しています。
主な番組には、政治部の冨名腰隆氏と、チーフパーソナリティーの神田大介氏という記者2人がニュースを語る「報談【HOU-DAN】」、時事問題を分かりやすく解説する「ニュースの学校」、取材の背景をじっくり伝える「ニュースの現場から」、メディアの今と未来を語る「MEDIA TALK」、SDGsをテーマにした「新聞1面じゃなくても大事なこと。SDGsを話そう」などがあります。

また、気になった記者をフォローすることで、出演情報や取材活動などを追うことができる機能も追加されました。朝日新聞は今後もより詳しく分かりやすいニュースアプリを目指し、改善を重ねていくとしています。
ポッドキャストは通勤・通学での移動中や家事といったシーンで「ながら聴き」できることが特徴で、時間に追われる現在の人々にとって効率的な情報収集を助ける手段となっています。ニュースメディアや、ビジネスパーソンに向けた情報を扱う媒体などで、音声サービスに対応する流れが拡大していきそうです。