「b→dash(ビーダッシュ)」の開発・提供を行う株式会社フロムスクラッチは、コールバーグ・クラビス・ロバーツ 株式会社(以下、KKR)、ゴールドマン・サックス株式会社、既存株主などを割当先とする第三者割当増資等により、総額約100億円の資金調達を行いました。

今回の資金調達の目的は①世界初のデータ統合技術「Data Palette」の開発強化、②世界展開の加速、③新規事業の本格始動、④新規採用の強化の4点です。

また、経営体制およびガバナンス強化のため、新たにKKRパートナーの谷田川英治氏と株式会社START 代表取締役社長(株式会社LITALICO 元取締役)の中俣博之氏2名が社外取締役に、森・濱田松本法律事務所 パートナーの堀天子氏が社外監査役に、フロムスクラッチの矢矧利太郎氏が取締役COOに就任しました。

(写真左より、社外取締役 倉林陽氏、社外取締役 谷田川英治氏、代表取締役CEO 安部泰洋氏、社外取締役 中俣博之氏、取締役COO 矢矧利太郎氏、社外取締役 麻野耕司氏) 

今回のシリーズD投資ラウンドにおける調達では、アジア最大級のKKRアジアIII号ファンド(運用額93億米ドル)が、リード投資家として40億円を出資。KKRから日本のスタートアップへの投資は、フロムスクラッチが初めてとなります。

「スマートデータ社会」の実現に向けた「Data Palette」の開発

フロムスクラッチは「スマートデータ社会」の実現を目指しており、ビジネスプロセス上にあるマルチビッグデータを一元的に取得・統合・活用・分析するためのプラットフォーム「b→dash」の開発・提供を行っています。

昨今の、デジタルシフトの急速な進展よりに、各企業ではデータの準備に時間がかかるという課題が顕在化。しかしデータの準備作業も社外へ委託する必要が在り、ベストなタイミングで施策を実現することが難しい現状があります。

そのなかでフロムスクラッチは、世界発のノンプログラミングでデータの統合や変換が可能な新たなデータ統合技術「Data Palette」を開発、専門の知識がなくても、取得したデータの統合や変換が可能になりました。これにより、誰でもデータの持つ力にアクセスできるようになり、よりハイレベルな社会を実現することが可能になるとしています。

今回の資金調達により、この「Data Palette」の機能開発をさらに強化していくとのことです。

「Data Palette」の機能開発以外にも、世界での事業拡大の足がががりとしてのアジア進出や、データマーケティングプラットフォーム「b→dash」の派生サービスへの投資などに、今回の資金調達で得た資金を活用していくとしています。

新規引受先によるコメント

■KKR パートナー 谷田川 英治氏
「KKRの国内初のスタートアップ投資として、フロムスクラッチへ参画できることを大変嬉しく思います。データマーケティングに必要な機能を”All-in-One”且つ“Easy-to-Use”で提供するというb→dashのプロダクト思想は、細分化されたプロダクトを起源とする欧米の競合相手と比べても特徴的で、複雑化するユーザー企業のニーズをとてもよく捉えたものです。『Data Palette』の技術優位性も高く、このようなプロダクトが日本で開発され、目覚ましい成長を遂げていることは、大変素晴らしいと感じています。企業におけるデータ活用の重要性が今後益々高まる中、日本市場のみならずグローバル市場、特にアジア市場においても今後の成長は大いに期待できます。KKRが有するグローバルネットワークを通じて、フロムスクラッチが日本発のSaaS企業として更なる事業拡大および、グローバル市場への進出を支援していきたいと考えています。」

■ゴールドマン・サックス証券株式会社 代表取締役社長 持田 昌典氏
「フロムスクラッチは、まさに新たな投資先として私たちが求めている企業です。長期的価値を生み出す革新的企業の卓越した創設者と経営チームをサポートできることを非常に嬉しく思います。私たちはフロムスクラッチを支援し、この比類ない、そしてこれからの社会にとって必要不可欠な事業がさらに拡大することを大変楽しみにしています。」