ロイター通信、AI技術でコメンテーターによるスポーツの解説映像を自動生成

ロイター通信は、AI企業のSynthesiaと共同で、スポーツ解説映像を自動生成するプロトタイプを開発したと発表しました。この分野では世界初の試みであるとのことです。

Synthesiaは既存の映像をベースに、ディープラーニング技術を用いたディープフェイクとも称される手法で、映像の人物に、オリジナルとは異なる言語や言葉を喋らせることの出来る技術を開発しています。これにより、単一の映像を複数言語に対応させたり、ターゲットに合わせてパーソナライズされたスクリプトを喋らせる事が出来るようになります。同社ではeラーニングや広告での活用を示唆しています。

ロイターではSynthesiaの技術を用いて、同社が報道に使っているプレミアリーグの試合結果の写真とデータを基にして、解説者が試合内容について解説する動画を自動生成することに成功したとのこと。現段階では純粋な実証実験としていますが、将来的にはリアルタイムの試合情報などに基づいて、撮影なしに解説動画を提供するような事が出来そうです。

ロイターのグローバルプロダクト統括のニック・コーヘン氏は「ロイターは長年、最新テクノロジーをニュースや情報発信に活用するリーダー的な立場でした。このような実証実験は、AIや合成技術がリアルタイムの報道をどのように生かしていくか大きな気づきを与えてくれます」とコメント。

SynthesiaのCEOのビクター・リパーベリ氏は「私達は世界的な報道機関であるロイターと、メディアの合成技術がいかにリアルタイムのパーソナライズされたニュース配信に有益かを示す事ができ興奮しています。AIが生成したコンテンツは将来のメディア業界にとって非常に重要な要素であり、それをロイターと共に取り組む事ができ嬉しく思います」と述べています。

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Manabu Tsuchimoto
デジタルメディア大好きな「Media Innovation」の責任者。株式会社イード。1984年山口県生まれ。

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