コロナ禍の影響で動画視聴が大幅に増加…有料動画配信サービス利用率は21.5%

インプレス総合研究所は、動画配信ビジネス市場の動向を調査し、「動画配信に関する調査結果」を発表しました。回答数は、映像・動画全体の視聴状況と有料動画配信サービスの利用率調査24,660サンプル、動画配信サービス利用者の利用状況調査1654回答。 スマートフォン…

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インプレス総合研究所は、動画配信ビジネス市場の動向を調査し、「動画配信に関する調査結果」を発表しました。回答数は、映像・動画全体の視聴状況と有料動画配信サービスの利用率調査24,660サンプル、動画配信サービス利用者の利用状況調査1654回答。

スマートフォン利用者を対象に、新型コロナウイルス感染症拡大による外出自粛によって在宅時間が増えたことでどのような活動が増加したかを尋ねたところ、1位は27.5%が回答した「無料の動画を見る」した。2位は「テレビ番組を見る」26.3%、3位は「掃除や片づけをする」23.1%となり、「無料の動画を見る」が「テレビ番組を見る」を上回りました。

普段よく視聴する映像・動画の種類は、69.6%が回答した「リアルタイムのTV番組」が最も多くなりました。続いて「録画したTV番組」54.4%、YouTubeなどの「動画共有サービス」41.9%、TVerなどの「無料の動画配信サービス」28.6%。TVに次いで、無料のインターネット動画がよく視聴されました。

昨年調査時点から上位の順位の変動はないものの、「動画共有サービス」「無料の動画配信サービス」「有料の動画配信サービス」などインターネット上の動画の利用が大きく伸びています。一方、性年代別に見ると、男性10代、男性20代、女性10代はYouTubeに代表される「動画共有サービス」が最も高い比率となり、「リアルタイムのTV番組」や「録画したTV番組」を上回りました。

昨年は、男性10代だけが「動画共有サービス」が最も高い状況でしたが、本年の調査では、男性20代、女性10代にまで広がった結果となっています。

有料動画配信サービスの利用率は、昨年から4.3ポイントの増加となる21.5%でした。外出自粛による巣籠需要の拡大、1年を通したプロモーションの強化、話題となるオリジナルコンテンツの配信、見逃し配信の浸透による認知度の向上などが要因となり、利用率、利用経験者の比率が伸びたと考えられます。

次に、有料動画配信サービス利用者を対象に、利用している有料動画配信サービスを尋ねました。その結果、1位は67.9%が回答した「Amazonプライム・ビデオ」でした。昨年から5.2ポイント増加しています。2位は「Netflix」19.5%、3位は「Hulu」12.4%となっています。

有料動画配信サービス利用者、無料動画配信サービス、動画共有サービスをよく利用する人を対象に、よく視聴する動画のジャンルを尋ねたところ、有料動画配信サービスは国内外の映画や「日本のドラマ」「アニメ」が高い比率で人気でした。無料動画配信サービスは「日本のドラマ」が特に人気が高く、アニメ、バラエティが続いています。YouTubeに代表される動画共有系のサービスは全く傾向が異なっており、「音楽」が突出してよく視聴されている他、「ゲームの実況や攻略」「◯◯してみた」といった独特ジャンルも人気でした。

無料の動画配信サービス、動画共有サービスをよく視聴すると回答したユーザーを対象に、利用しているサービス名を尋ねた結果では、96.5%が「YouTube」と回答しました。続いてSNSの「Twitter」「LINE」「Instagram」となっています。

今回の調査結果の詳細は、新産業調査レポート「動画配信ビジネス調査報告書2020[With/Afterコロナで変わる社会、動画配信の今後を占う]」として2020年7月17日に発売されます。価格 CD(PDF)版、ダウンロード版85,000円、CD(PDF)+冊子版95,000円。各税抜き。

《s.m》

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