ミシェル・オバマと司会者:どのようにしてポッドキャストは数十億ドル規模の市場になったのか

「成功への道には失敗もある」とSpotifyのポッドキャスト運営責任者であるマット・リーバー氏はオーディオクラフトフェスティバルで語りました。オーディオクラフトフェスティバルは、毎年週末に行われるイベントで、そこではポッドキャスティングに関係のあるスピーカ…

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本記事はThe Conversationに掲載された、オーストリアのUniversity of Wollongongでジャーナリズムを専門とするSiobhan McHugh教授による記事「Michelle Obama, podcast host: how podcasting became amulti-billiondollarindustry」をCreative Commonsのライセンスおよび執筆者の翻訳許諾の下、掲載するものです。

「成功への道には失敗もある」とSpotifyのポッドキャスト運営責任者であるマット・リーバー氏はオーディオクラフトフェスティバルで語りました。オーディオクラフトフェスティバルは、毎年週末に行われるイベントで、そこではポッドキャスティングに関係のあるスピーカーによる講演が行われます。例年このイベントはシドニーで開催されていますが、今年はCOVID-19の関係によりオンライン上で開催されました。

リーバー氏は、イベントで2014年に彼が設立したGimlet Media社に関するポッドキャスト番組の「StartUp」について語りました。番組立ち上げ当時、リーバー氏と彼のビジネスパートナーであるアレックス・ブランバーグ氏は、「オーディオのHBO」になるようなポッドキャストスタジオを開発したいと考えていたそうです。

昨年、Gimlet Media社は大成功を収めました。2億3,000万米ドルでSpotifyに買収されたのです。

ポッドキャストというインターネットサービスは、2004年から存在していますが、ガーディアン紙から「何と呼べばいいでしょうか?オーディオブログでしょうか?それともポッドキャスティング?でなければゲリラメディアでしょうか?」と尋ねられたほど2004年当時には独自的なサービスでした。2014年に始まったポッドキャスト番組である『Serial』が、ポッドキャストの流行の火付け役であるとされており、大きく評価されています。

Serialは2018年後半に4億2,000万ダウンロードを記録しました。また同社制作のS-Townは初月に4,000万ダウンロードを記録しました。

また、最近ニューヨーク・タイムズ(同社制作のThe Dailyは10億ダウンロード突破)は、Serial Productionsを2500万米ドルで買収しました。

かつてインターネットの端っこに存在していたサービスが、今では数十億ドル規模の産業に変化したのです。


《The Conversation》

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