ロイター研究所は、メディアにおける女性の活躍についての調査結果を発表しました。メディアにおいても世界的に多様性を求める声が高まっている状況ですが、調査対象国における女性のトップ編集者の割合は前年比で横ばいで、日本ではゼロだったということです。
日本にとっては不名誉な結果となってしまいましたが、他国はどのような状況なのか、前年からどのような変化があったのか調査を詳しく解説します。
同調査は、12カ国のオンラインおよびオフライン(テレビ・印刷物・ラジオ)のそれぞれ10の主要メディア、合計240社を対象に実施されました。対象国は、昨年と同じ南アフリカ・香港・日本・韓国・フィンランド・ドイツ・イギリス・メキシコ・米国・ブラジルに加え、今年から対象となったケニアとスペインです。国連のジェンダー不平等指数(GII)を基にジェンダーギャップのレベルが異なる国を選定し、トップ編集者はHPから特定したほか、必要に応じて直接連絡を取り確認しました。
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