ビッグテックは、従来の検索サイトではなく、質問に対する直接的な回答を提供するSGE(Search Generative Experiences)をコンテンツの表示方法として模索し始めています。
今回もロイター・デジタル・ニュースレポートニュースの章立てを追って、各章の詳細解説を続けます。第三回目のタイトルは、『ジャーナリズムが陥る危機と不安』です。
分析会社チャートビートは、2023年中にニュースやメディアプロパティへのフェイスブックのトラフィックは合計で48%減少し、Xからのトラフィックは27%、インスタグラムからのトラフィックは10%減少しているデータを明らかにしました。
ロイター通信社ジャーナリズム研究所(以下、ロイター研)の『ロイター・デジタルニュースレポートニュース』2024年版が1月19日に発行されました。今回、調査対象は多岐に渡りますが、特にAIによる既存メディアへの影響が大きく取り上げられています。
今年は過去12万5000年間で「事実上」最も暖かい、と欧州連合の気象情報機関「コペルニクス気候変動サービス」が発表しました。
前編に引き続き、ロイター研究所の報告書の詳細をご紹介します。
本報告書では、2022年8月と9月に収集したオンライン調査データを用いて、ブラジル、フランス、ドイツ、インド、日本、パキスタン、イギリス、アメリカの8カ国の人々が、気候変動に関するニュースや情報にどのようにアクセスしているかを記録し、分析しました。
ニュース回避という課題は、世界中のニュース発行者が直面している問題である。何が起きているかというニュースを視聴者に提供することが重要である一方で、同じニュースが多くの人々を遠ざけています。
目次 ニュースへの信頼について米国のニュースブランド信用度ランキング分散化と分断化とその解決へ放送でないニュースへ ニュースへの信頼について ニュースに対する信頼は、多くの国でコロナウイルスのパンデミック時に上昇したが、この1年間で2ポイント低下していま…
(2)に続いてロイター研究所が発表したロイター・デジタルニュースレポート2023について紹介していきます。 目次 ニュースコンテンツへのゲートウェイ動向ソーシャル・ネットワークの分断動画主導ネットワークへのシフトネットワークにおけるニュースとジャーナリストの…
(1)に続いてロイター研究所が発表したロイター・デジタルニュースレポート2023について紹介していきます。 目次 オンラインニュースへのコメントが減少選択的ニュース回避の動向ニュースへの支出の横ばい オンラインニュースへのコメントが減少 Facebookのニュース離れ…
ロイター通信社ジャーナリズム研究所(以下、ロイター研)の『ロイター・デジタルニュースレポートニュース』2023年版が6月14日に発行されました。今回、ロイター研が焦点を当てたのは、課題となるニュースへの関心の低さや選択的なニュース回避の背景を調査し、これに…
2022年11月にOpenAIのAI搭載チャットボット「ChatGPT」が発表されて以来、ジャーナリストはニュース業界への影響の可能性について議論してきました。生成型人工知能の台頭により、どれだけのジャーナリストの仕事が取って代わられるのか。どのくらいの速度で仕事の形態…
ロイター・ジャーナリズム研究所が『ジャーナリズム、メディア、テクノロジーのトレンドと予測2023年』を発表しました。高騰するインフレやロシアのウクライナ侵攻、地球温暖化の影響、COVIDパンデミックの後遺症等、これまでジャーナリズムは社会の危機をその時々にお…
2022年11月に開催されたCOP27気候変動サミットで、アントニオ・グテーレス国連事務総長は、「私たちはアクセルを踏んだまま気候地獄へのハイウェイを走っている」と国連参加国に強い警告のメッセージを発しました。そして、気候変動をめぐっては、世界中のニュースルー…
日本で大手報道機関を退職して、ニュースレターで稼いで食べれるのは池上彰くらいの知識と表現力がないと難しいというのがわれわれのイメージですが、米国ではここ数年、Substack、Revue、Bulletinなどの有料ニュースレター・プラットフォームを利用し、大手報道機関を…