デジタル時代に日本のジャーナリズムが取り残されているワケとは【Newsletter Daily Edition】3/17号

おはようございます、Media Innovationの多賀です。徐々に気候が暖かくなってきましたね。関東ではスギ花粉がピークを迎えていますが・・・。 「Media Innovation Newsletter Daily Edition」では毎朝、メディア関係者必読のニュースや、Media Innovationに掲載されたオ…

特集 ニュースレター
デジタル時代に日本のジャーナリズムが取り残されているワケとは【Newsletter Daily Edition】3/17号

おはようございます、Media Innovationの多賀です。徐々に気候が暖かくなってきましたね。関東ではスギ花粉がピークを迎えていますが・・・。

「Media Innovation Newsletter Daily Edition」では毎朝、メディア関係者必読のニュースや、Media Innovationに掲載されたオススメ記事を紹介していきます。

3月17日の注目記事チェック

まずはMI編集部員が見つけたメディア関係の注目記事をご紹介します。

日本のパラドックスの裏側:テクノロジー主導国のニュースメディアがオフラインの世界で立ち往生している理由 (Reuters Institute 英文)

朝日新聞、BuzzFeed Japanを経て、現在はGoogle News Labのティーチング・フェローを務める古田大輔氏が、ロイター研が主催するセミナーに登壇し、デジタル時代で日本のジャーナリズムが後れを取っている現状を分析しています。古田氏が挙げているのは6つのポイントで、日本のニュース組織がデジタル戦略を追求していないことや、信頼性に欠いていること、報道機関が閉鎖的で多様性に欠けることなどを挙げています。

大手新聞社から地方紙まで、紙の新聞をデジタル化する動きは徐々に進んではいますが、単に電子版を配信するだけではなく、組織の在り方や業界全体の意識の変革が必要ということでしょう。

中国で人気上昇中の暗号化チャットアプリ「Signal」が禁止に (TechCrunch)

インターネットにおいて厳しい監視の目が光る中国では、検閲を受けずに自由に情報を発信できるツールが利用できることは稀で、今話題のClubhouseも数週間でアクセスできなくなってしまいました。今回規制を受けたのは、会話を暗号化するメッセンジャーアプリの「Signal」です。中国のApp Storeから削除はされていないものの、アクセスが禁止されていることがわかったとのこと。コミュニケーションツールが輸入されては規制を受けるといういたちごっこのような状態が続いています。

Z世代消費者の97%が、SNSをインターネットショッピングの情報源にしている・・・ソーシャルコマースの現状に関するレポート (The Influencer Marketing Factory 英文)

スマートニュースの広告で購入した顧客はなぜリピート率が高い?カギは「詳細理解」と「態度変容力」 (MarkeZine)

3月17日のMIオススメ記事

ここからはMIに掲載された記事を紹介します。

音声SNS「Clubhouse」、クリエイター支援プログラムを発表・・・スポンサーマッチングや奨学金でサポート【会員限定】

Clubhouseが、新興のクリエイターをサポートするプログラムを発表し、参加者を募集しています。金銭面やプロモーションで手厚いサポートを保証しており、TwitterやFacebookが類似サービスを本格導入する前にクリエイターを囲い込みたいという意図があると言われています。現段階では、Clubhouseには収益化システムは無いものの、まもなく導入されるのではないでしょうか。募集人数は20名とのことですが、どれほどの応募が集まるのかも気になるところです。

UUUMとAnyMind Group、業務提携に向け基本合意…独自のプライベートクリエイターネットワークを提供

YouTubeを中心にクリエイターマネジメントやコマース事業を牽引するUUUMと、同じくマネジメントや動画プラットフォームでのマーケティング施策をサポートするAnyMind Groupが業務提携を結ぶようです。両社は日本国内におけるクリエイター・インフルエンサービジネスをリードする存在であり、この提携によって業界の再構築、「個人経済圏の拡大」を目指すとしています。

1ヶ月間の電子書籍の利用料金は1000円以内が59%、人気の電子書籍サービスは「Amazon Kindle」・・・電子書籍利用状況アンケート

KDDIのポータルアプリ「auサービスTOP」が「auサービスToday」にリニューアル・・・Gunosyが運営・開発を担当

ロボットスタート、総額1.6億円の資金調達を実施・・・メディア音声化サービスを提供

◆ ◆ ◆

本日はここまでです。今日も一日頑張っていきましょう!

Media Innovation Guildに登録していただければ、「Media Innovation Newsletter Daily Edition」が毎朝メールボックスに届きます。

《Hideaki Taga》

関連タグ

特集