おはようございます、Media Innovationの多賀です。「ゲーマー向けチャットツール『Discord』が1兆円超で身売り先を探しており、マイクロソフトが有力な買い手」との報道があり、日本でも話題になっています。Twitter上では、Skypeが2011年にマイクロソフトに買収された後に衰退していったことに触れ、「Skypeのように改悪されるのではないか」との心配の声も挙がっています。
「Media Innovation Newsletter Daily Edition」では毎朝、メディア関係者必読のニュースや、Media Innovationに掲載されたオススメ記事を紹介していきます。
目次
3月24日の注目記事チェック
まずはMI編集部員が見つけたメディア関係の注目記事をご紹介します。
ViacomCBSがストリーミング事業を強化するために30億ドルの株式売却を実施 (The Hollywood Reporter 英文)
パラマウント映画を擁するViacomCBSは、今月初めに「Paramount+」で動画ストリーミング界へ進出しました。特にアメリカでは競争が激しい中、武器とする多数の独占コンテンツや既存サービスのユーザー規模に加え、積極的な投資を行うようです。
ClubhouseのAndroid版リリースは2、3カ月先 (TechCrunch)
「Clubhouse」Android版は、4月に正式リリースを予定しているTwitterの「Spaces」に遅れを取ることになりそうです。最大のライバルとなり得る「Spaces」に対抗することはできるのか、はたまた「音声チャット」を広める役割を果たした後に勢いを失ってしまうのか、注目です。また、同アプリを規模を拡大するにつれ、ユーザーが好みのルームを発見するのに苦労していることに触れ、機能の調整・変更を予定しているとのこと。
米国のデジタルニュースのうち、「オンラインで簡単に解約できるようにしている」パブリッシャーは半数以下 (NiemanLab 英文)
調査によれば、多くのパブリッシャーが、読者にニュースレターの購読を促したり、どのジャンルのコンテンツに興味があるかを探ろうとしているものの、「解約の可能性」に基づいたセグメンテーションを積極的に行っているパブリッシャーは多くはないようです。特にリソースが潤沢ではない小さなパブリッシャーは、解約リスクのある購読者を特定する戦略を取ることに壁を感じているようです。
YouTubeが、動画内の商品を自動検出し、関連コンテンツを表示する実験を実施中 (9to5Google 英文)
3月24日のMIオススメ記事
ここからはMIに掲載された記事を紹介します。
「Quartz」がNFTで記事を販売する実験、約20万円の値が付く【会員限定】
ブロックチェーン技術を利用した「NFT」は、デジタルコンテンツの所有権を確立・管理するもので、最近ではツイッター社CEOジャック・ドーシー氏の初ツイートがオークションで約300万ドルで落札され話題になっています。ニュース記事をNFT化する試みはこれが初めてとのことです。
ニューヨーク・タイムズ、気候変動会議(COP26)に併せて大規模なリアル&バーチャルイベント開催【会員限定】
NYTは気候変動問題の報道に力を入れており、その知見をもとに、国連会議に合わせて10日間にも及ぶイベントを開催するようです。なお、昨年4月にも「The Greenhouse」という気候変動がテーマのデジタルイベントを開催していて、海外からのアクセスが急増したとのこと。イベント規模や「気候変動」というグローバルなトピックを扱うことで、多くの関心を集められたようです。
ハウコレ、女性向けメディア「andGIRL」「mamagirl」をSMEより事業譲受
ソニー・ミュージックレーベルズ、クリエイター同士の出逢いの場となるWebプラットフォーム「MECRE」を開設
インプレス、食関連情報の総合ニュースサイト「グルメ Watch」創刊
日本経済新聞社、フューチャーアーキテクト開発の新基幹システム『COMET』でテクノロジー・メディアを目指す
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本日はここまでです。今日も一日頑張っていきましょう！
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