ハースト婦人画報社が、広告主のマーケティングプランをトータルにサポートする部門ハーストメディアソリューションズ内に、マーケティング部を新設したことを発表しました。また、今回の連携により、コロナ禍における消費活動の分析を経て、「バーバリー」のポップアップストアを制作・展開中とのことです。
目次
マーケティング部設置の背景と機能
今回新設されたマーケティング部では、デジタルビジネス、データ スタジオ、ビデオソリューションズ、グローバルソリューションズ、ハーストライブの5つの機能組織を部内に配置。マーケティング部はデータスタジオを起点とし、生活者の環境変化に伴うニーズ変化をデータ化して可視化し、それぞれの機能組織との融合を行うことで、広告主のマーケティング課題に対し最適なメディアソリューションを提供していくとしています。
また、ハーストメディアソリューションズ内にあるセールス部門及びハーストメイドとも連携し、広告主のマーケティング゛課題に対し上流から下流までのトータルプランニングを実施するとのことです。
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ブランドのメディアコラボレーションの実現を目指す
近年、メディア活用による広告主のブランドリフト(ブランド認知向上)の実現度の可視化、次のアクションに繋げていくプランニングへの要望が増加。コロナ禍によるライフスタイルの変化により、メディアへのアクセスや滞在時間も大幅に上昇していることから、同社は、変化した消費行動やメディア接触行動を改めて調査し、ユーザーインサイトの再認知が必要であると判断。マーケティング部では同社のファーストパーティデータをデジタル広告運用に活用し、その結果に基づき次のアクションプランの提案を行っているそうです。
そして今回、メディア活用、ブランドリフト調査を経て、ブランドの新たなメディアコラボレーション事例として、Burberry(バーバリー)のバーチャルポップアップショップを展開(開催期間:3月19日(金)~4月18日(日))。調査から、ユーザーは商品の機能性や実用性の詳細情報を求めており、店頭に足を運びにくい環境下では、商品のディテール情報が購入の重要な判断材料と仮説を立て、今回の企画に至ったとのことです。
同社はデータを起点とするマーケティング部の活動と、編集部門のコンテンツクリエイトの知見の融合をさらに強化し、広告主の課題解決に寄与する新しいメディアソリューションを今後も開発していくとしています。