女性起業家への投資を行う「HearstLab(ハーストラボ)」は、妊婦が安心して働き続けられる環境づくりを目的に事業を行う株式会社MamaWellに出資しました。
HearstLabは、株式会社ハースト婦人画報社とその親会社である米国ハーストが共同で展開する活動で、今回が日本国内で2号目の出資となります。
MamaWellは、「女性の生涯における健康をエビデンスに基づいてサポートする」をミッションに掲げ、妊娠中の女性に特化したデジタルヘルスケアプラットフォームとして、妊娠・育児期の女性を対象に、パーソナル助産師による包括的な健康管理サービスを提案しています。妊娠という女性の生涯で重要な期間に対して、医学的サポートだけでなく心理的なサポートも提供することで、妊娠しても安心して働き暮らせる社会を実現することを目指しています。
全国140社以上に導入、自治体展開も拡大
株式会社MamaWell代表取締役の関まりか氏は、「MamaWellは、パーソナル助産師とデジタルヘルスデータを掛け合わせた妊婦の伴走型健康管理支援サービスを企業・健康保険組合・自治体向けに提供しています。現在、企業・健保では日本全国140社以上に導入、自治体では品川区、渋谷区で導入いただくサービスへと拡大しています。必要とする方に届けるために、今後も成長し続けてまいります」とコメントしています。
同社のサービスは、ヘルスデータの活用とパーソナル助産師による伴走型健康管理サポートで、妊婦の健康管理と就労継続の両立を実現するものです。妊娠という女性のライフステージにおける重要な時期に、専門的かつ個別化されたサポートを提供することで、企業の人材定着と女性のキャリア継続を同時に支援しています。
HearstLabの投資戦略と期待
HearstLab International Japan Country Managerの土川純代氏は、「MamaWellは、母親が自分らしく働きながら新しい命を迎え育むという、かけがえのない挑戦を支えるための不可欠なサービスだと確信しています。創業者CEO関まりかさんの静かな強さと揺るぎない信念、そしてチームの誠実な歩みがプロダクトに息づき、より多くの家族と女性の未来を力強く拓いていくと信じています。HearstLabとして心からエールを送ります」と期待を寄せています。
HearstLabは2016年の設立以来、世界中で80社以上の女性が主導するスタートアップ企業に投資を行い、現在これらの企業の総評価額は265億ドルを超えています。女性起業家たちに持続可能で拡張性の高い事業構築のサポートを行うことで、ベンチャー企業の資金調達における男女間格差を埋めることを使命としています。
2019年からは、米国外にも活動を拡大し、オランダ、イギリス、スペイン、サウジアラビアでも女性起業家支援を行っています。投資先企業には、プライバシーとセキュリティ、ソフトウェア開発、法務サービス、財務分析、マーケティングとデザインのサポートなど、ハーストグループの360以上のビジネスから得られる知見を活用した包括的な支援を提供しています。




